借入のポイント
1.借入上手のポイント
1)計数をしっかり把握すること
帳簿は、事務員や税理士にまかせても、事業主は企業の実態を計数的につかみ、説明が出来るようにしましょう。
2)企業の内容を金融機関に十分に知ってもらうこと
帳簿類を整理して、経営の内容を明らかにし、日頃から金融機関に企業の活動状況を十分に知ってもらうこと、また預金取引も始めてみましょう。
3)借入金の使途を明確にすること
何に使う資金か、その資金の活用することによって、どのような効果が出るのかを明らかにして、事業計画を十分に知ってもらいましょう。
4)返済計画をはっきりさせること
借入れから完済までの資金繰表を作り、返済計画を具体的に説明できるようにしましょう。
5)借り入れ後も金融機関と連絡を密にすること
返済は、必ず約束どおり実行し、信用を高めるようにしましょう。
6)事業主が直接、交渉にあたること
事業主が金融機関に対し、誠意と熱意を持って直接、交渉をしましょう。
2.金融機関は融資先企業のどこに着眼するか
金融機関が融資先企業の選定をするにあたって特に重要だと思われるのは次の三点です。
(1)企業の収益力、財務内容および将来性
(2)経営者の人物・識見
(3)取引採算に対する期待
3.公的な金融機関の折衝のポイント
金融機関は大別して公的金融機関と私的金融機関に分けられます。
基本的にいえるのは公的金融機関の融資にはいろいろな面で特典があるということです。(例えば中小企業の事業促進のための低利・長期融資)。
借り入れをしようとするなら、公的機関を優先的に検討してみるべきです。
そのために各機関の融資制度の内容を比較して十分にチェックします。
この場合の重要なポイントは次の五項目です。
(1)融資を受けられる資格要件との適合性
(2)借り入れのタイミング
(3)計数や資料の整備
(4)金利その他の借入条件
(5)金融機関との折衝方法の策定
主な融資制度のご案内
1.瑞穂町中小企業振興資金融資あっせん制度
瑞穂町内で、以上を営んでいる事業所向けの融資です。
貸付限度額:
運転資金 1,000万円以内
設備資金 2,000万円以内
併用資金 3,000万円以内
開業資金 2,500万円以内
金利:0.8%(瑞穂町からの利子補給後の金利)
2.マル経融資制度(小規模事業者経営改善資金)
小規模事業者の皆様が、瑞穂町商工会長の推薦を受け、 無担保・無保証人で利用できる融資制度です。